約 856,119 件
https://w.atwiki.jp/vamp2chss/pages/19.html
吸血鬼萌えスレ +100レス毎 1~ 100~ 200~ 300~ 400~ 500~ 吸血鬼キャラ総合萌えスレ +100レス毎 1~ 100~ 200~ 300~ 400~ 500~ 600~ 700~ 800~ 900~ 吸血鬼キャラ総合スレ Part2 +100レス毎 1~ 100~ 200~ 300~ 400~ 500~ 600~ 700~ 800~ 900~ 吸血鬼キャラ総合スレ Part3 +100レス毎 1~ 100~ 200~ 300~ 400~ 500~ 600~ 700~ 800~ 900~ 吸血鬼キャラ総合スレ Part3 +100レス毎 1~ 100~ 200~ 300~ 400~ 500~ 600~ 700~ 800~ 900~ テンプレ 現行スレリンク 吸血鬼キャラ総合スレPart4 その他吸血鬼スレリンク 最強の吸血鬼決定戦スレvol.34 全ジャンル最強の吸血鬼決定戦スレvol.8 ここを編集
https://w.atwiki.jp/hinakuru_miracle/pages/37.html
みなさんが作ったポエムを展示していくページです エロポエム しまポエム はにポエム 裁判ポエム 若葉ポエム サンポエム
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1484.html
ゆっくりいじめ系429 ゆっくり合戦虐家無 ゆっくりいじめ系443 ゆッカー虐そ道 ゆっくりについて3 ゆっくり求聞史紀そ ゆっくりいじめ系495 ゆっくり腹話術(前)制無 ゆっくりいじめ系527 ゆっくり腹話術(後) ゆっくりいじめ系549 ゆっくりの飼い方 私の場合虐環無 ゆっくりいじめ系613 虐待お兄さんVSゆっくりんピース虐無 ゆっくりいじめ系646 普通に虐待虐家無 ゆっくりいじめ系654 普通に虐待2~以下無限ループ~虐環家共無 ゆっくりいじめ系674 二つの計画制無 ゆっくりいじめ系691 普通に虐待2~以下無限ループ~加筆分虐環 ゆっくりいじめ系705 ある復讐の結末(前) ゆっくりいじめ系706 ある復讐の結末(中) ゆっくりいじめ系721 ある復讐の結末(後-1) ゆっくりいじめ系731 ある復讐の結末(後-2) ゆっくりいじめ系739 ある復讐の結末(後-3) ゆっくりいじめ系868 ゆっくりに育てられた子 ゆっくりいじめ系874 ゆっくりに心囚われた男 ゆっくりいじめ系884 晒し首 ゆっくりいじめ系1040 チャリンコ ゆっくりいじめ系1055 コシアンルーレット 前編 ゆっくりいじめ系1071 コシアンルーレット 後編 ゆっくりいじめ小ネタ161 いろいろと小ネタ ごった煮 ゆっくりいじめ系1129 庇護 ゆっくりいじめ系1132 庇護─選択の結果─ ゆっくりいじめ系1100 不幸なゆっくりまりさ ゆっくりいじめ系1223 終わらないはねゆーん 前編 ゆっくりいじめ系1253 終わらないはねゆーん 中編 ゆっくりいじめ系1273 終わらないはねゆーん 後編 ゆっくりいじめ系1286 おデブゆっくりのダイエット計画 ゆっくりいじめ系1314 ノーマルに虐待 ゆっくりいじめ系1434 大家族とゆっくりプレイス_01 ゆっくりいじめ系1435 大家族とゆっくりプレイス_02 ゆっくりいじめ系1492 都会派ありすの憂鬱 ゆっくりいじめ系1500 都会派ありす、の飼い主の暴走 ゆっくりいじめ系1512 都会派ありすの溜息 ゆっくりいじめ系1535 都会派ありすの消失_01 ゆっくりいじめ系1536 都会派ありすの消失_02 ゆっくりいじめ系1577 まりさの浮気者! ゆっくりいじめ系1660 ゆっくりべりおん ゆっくりいじめ系1675 家庭餡園 ゆっくりいじめ系1777 ありふれた喜劇と惨劇 ゆっくりいじめ系1790 あるクリスマスの出来事とオマケ ゆっくりいじめ系1820 踏みにじられたシアワセ ゆっくりいじめ系2024 都会派ありすの驚愕 ゆっくりいじめ系2025 都会派ありす トゥルーエンド ゆっくりいじめ系2026 都会派ありす ノーマルエンド ゆっくりいじめ系2039 大蛇 ゆっくりいじめ系2077 それでも ゆっくりいじめ系2103 いつもより長い冬 ゆっくりいじめ系2241 おかーさんと一緒 ゆっくりいじめ系2248 魔理沙とドスまりさと弾幕ごっこ ゆっくりいじめ系2250 ゆっくり働くよ! ゆっくりいじめ系2420 リ・ターン ゆっくりいじめ系2540 子供のオモチャ ゆっくりいじめ系2551 好きだよ ゆっくりいじめ系2791 一家離散:妹れいむ『かえして』虐家無現 ゆっくりいじめ系2801 一家離散:姉まりさ『生餌』虐制性家無現 ゆっくりいじめ系2912 一家離散:親れいむ『捌け口』虐環家無現 ゆっくりいじめ系3083 一家離散:親子まりさ『役割』(前編)虐性家無 ゆっくりいじめ系3084 一家離散:親子まりさ『役割』(後編)虐改性家無
https://w.atwiki.jp/sinsougou/pages/112.html
前ページ次ページ涼宮ハルヒクロスの作品集 昔々、有る所に老夫婦がいました。 お爺さん「何で私がお爺さんやらなあかんねん。しかも相手はティアナやし。 私とシンの夫婦やったらやる気でるんやけどな~」 とお爺さんがふてくされて居ると、 お婆さん「それは私の台詞です!何で私が狸と夫婦をやらないといけないんですか! (これと夫婦役をやるなんて、もっと真剣にクジを引けば良かったわ。)」 とお婆さんが怒りながらお爺さんに詰め寄りました。 (・・・あら?桃太郎ってこんな話だったかしら。) お爺さん「なんやて~!・・・そない言うなら、殺るか?」 お婆さん「・・・そうですね、演劇とは言え貴方の妻なんてこっちから願い下げですし・・・、殺ります!」 ねぇ、貴方達が決着をつけたいなら止めないけど、もし殺るならお話しが終ってから勝手にやってね。[黒い笑顔] お爺さん・お婆さん「「わ、わかったわ(りました)」」 うん、では気を取りなおして。 ある日お爺さんは山に芝狩りにお婆さんは川に洗濯に行きました。 お婆さんが洗濯をしていると大きな桃がどんぶら、「その桃は私の物よ!」・・そう言うとお婆さんは川に入り 桃に向かって真っ直ぐ泳いでいき、桃をがっちりと捕まえると洗濯物なんて最初から無かった様にさっさと家に帰って行きました。 家に帰ると、丁度山からお、 お爺さん「ティ~ア~ナ~!その桃どうするつもりや~?」 お爺さんが何故か待ち構えていました。 お婆さん「流石は隊ち・[黒い笑みが見えて]、お爺さんですね。実はこんなにも大きな桃を拾ったんですよ。」 とお婆さんは桃をその場に置きました。 するとお爺さんは、 お爺さん「さっさと桃を切ろか。そして(妄想中)・・ふふっ」 と涎を垂らしながら笑いました。 するとお婆さんが、 お婆さん「そうですね。そしたら、(妄想中)・・いや、まだ早っ!・・でもシンが良いなら・・[顔真っ赤]」 なんだかんだで二人共似たような考えをして桃の前で暫く幸せに浸っていました。 暫くして、二人は現実に戻ると、力を合わせて桃を切りました。 すると、どうでしょう!中から玉の様なおと、 お爺さん・お婆さん「「この格好ええ(いい)男の子の名前は桃太郎で決定や(です)!」」 と言う訳で桃太郎の誕生です。 それから桃太郎は、お爺さんから、 お爺さん「同じ[男]同士一緒にお風呂に入ろか?心配あらへん全身くまなく綺麗にしたるよ。[妖しい笑顔]」 と誘われたり、お婆さんからは、 お婆さん「シン、一人じゃ冷たいでしょ?だっ、だから、わた、私と一緒に寝ましょ?大丈夫、シンの全身を暖かくするから[顔真っ赤]」 と何時も誘われたりしますが、桃太郎は、 桃太郎「お爺さん、俺は一人で入れるから安心してほしい。お婆さん、俺は一人でも暖かくして寝るからお爺さんと仲良く寝てくれ。」 と巧く誘い(又の名を死亡プラグ)を断っていきながらすくすくと成長していきました。 そして、桃太郎が凛々しい青年になった頃、町に鬼が出没するようになりました。 鬼1「[冥王モード]今の私は鬼だから手加減は必要ないよね、全力全開!」 鬼2「そうだね!私も全力で行くね!」 二人の鬼が通った後には瓦礫の山しか残りませんでした。 さらに二人の鬼は町から金品財宝を奪い、鬼ヶ島に持って帰ってしまいました。 その話を聞いた桃太郎は急いで家に帰るなり、 桃太郎「お爺さん、お婆さん。俺、鬼退治に鬼ヶ島に行って来るよ。台所にあったきび団子を持って行くから食事の心配はしないでくれ。 それじゃあ行って来ます!」 と二人に喋らせる間を与える事無く桃太郎は旅に出ていってしまいました。 実は桃太郎はお爺さんとお婆さんから一刻も早く離れたかったので今回の話は桃太郎からしたら正に、 桃太郎「天がくれたチャンスだ!」と、喜んでいました。 そんな事を知らないお爺さんとお婆さんは、 お爺さん・お婆さん「「・・・何も喋らせへん(ない)なんて。 ってこれで出番終わりなんか(なの)?」」 と自分達の出番がいきなり終わった事に驚いていました。 お爺さん、お婆さんお疲れ様。 後は他の皆に任せて演劇の続きは観客席で見てね。 お爺さん「そない言うたって、他の役あらへんか?この際、木でも何でもええから!」 お婆さん「私も、まだ出ていたいです!」 うんそれ無理。だって貴方達の出番はこれで本当に終わりなんですもの。それに貴方達、さっきから桃太郎の事ずっとシン君って言ってたでしょ?あれじゃあ、桃太郎って役名の意味無いじゃない? じゃ、[舞台から]降りて。 お爺さん・お婆さん「「そっ、そんな~!」」 【お爺さん、お婆さん撤収】 二人の魔の手から逃れた桃太郎は一人鬼ヶ島に向かって歩き始めました。 桃太郎の荷物は、腰に付けた[きび団子]にお爺さん、お婆さんに隠れて作った[サバイバルナイフ]だけですが、あの状態からこれだけでも 持って来れたのは 普段から逃げる練習をしていたたまものでしょう。 暫く道を歩いていると、 犬「桃太郎さん!桃太郎さん、お腰に付けたきび団子一つ私に下さいわん!」 と犬が明るく桃太郎に話かけていますが、桃太郎は気付かないで先に行ってしまいました。 犬「・・・ええ~!演劇でも私、空気なの~~![涙目]」 と言うと犬は、「きび団子要らないから、連れていって~![涙目]」と泣きながら追い掛けて、桃太郎に気付いてもらう事でお供にしてもらいました。また暫く道を歩いて居ると、 猿「シ~ン!何処行くの?私も一緒に行っていい?答えは聞いてないけど。」と猿が桃太郎に一言も喋らせないで家来?になりました。 またまた、暫く道を歩いて居ると、 雉「マ・・、桃太郎さん貴方のきび団子を下さい。 そしたら、私は貴方を一生守ります!」 と言うなり桃太郎の腰からきび団子を奪うと勝手に食べ始めました。 こうして桃太郎は三匹の家来と共に鬼ヶ島へ向かいました。 途中様々な困難がありましたが時間が無いので省略するね。 そして桃太郎一行は遂に鬼ヶ島に辿り着きました。 桃太郎「長い旅だったけど、遂に鬼ヶ島に着いた。(何度も彼奴ら[特に猿 雉]のせいで酷い目に有ったがそれも鬼ヶ島まで! 後は鬼さえ倒せばこの演劇も終了だ。頑張れ、俺!)さあ、皆、鬼を退治に行く・・ってお前ら、なんでそんなに重装備なんだ!?」 桃太郎が後ろを振り返ると、 犬?[両手に銃型デバイス装備]「なんで?って、演技とは言え仮にも[あの二人]を相手にするのよ? これでもまだ足りない位なんだから。」 猿[両手リボルバーナックル]「そうだよ、それに私一度で良いからなのっ、鬼1と本気で闘いたかったし。」 雉[完全武装]「私もあの二人には一度キッチリ[話し]をつけたかったデスから。」 犬 猿 雉の三匹はすでに臨戦態勢で桃太郎さんの指示を待っています。 桃太郎「・・・(後少しだ、後少し。)皆、鬼達を[懲らしめて]町から奪った金品財宝を取り返そう!」 犬 猿 雉「「「ええ(うん)(了解です)桃太郎さん!」」」 いよいよ、鬼達との決戦です。 鬼1「待ってたよ、桃太郎と三匹」 鬼2「待ってたよ、待ってたよ!」 桃太郎「鬼達よ、町から奪っ、 猿「なの、鬼1さん。私は貴方と闘いに来ました!今日こそ貴方に、憧れのなのはさんに勝ちます!」 犬?「あの子には悪いけど、私だってなのはさんと訓練じゃなく本当の真剣勝負をしたかったのよ!行くわよ、スバル!」 猿「うん!行こ、ティア![犬が代わった事に気付いていない]今度こそ、私達の力、想いをなのはさんにぶつけるよ!」 新犬「ええ!なのはさん直伝の[全力全開]よ!」 鬼1[冥王状態]「そう・・・、二人が本気なら私も本気で行くよ・・!はやてちゃん!リミッター解除して!」 観客席「判った!二人に本気のなのはちゃんの力を見せたりや!」 っておい!何でスターズVSなのはさんになってるんだよ!それにいつの間にか犬がティアナに代わって居るし。」 鬼2「そうだね、犬が代わっているね!」 雉「と、言う事は、私の相手は貴方ですか、フェイトTハラオウン![指を指す]」 鬼2「そうだね、私だね。[真剣な顔]私も貴方とは一度闘ってみたかった。だから、本気で行く!貴方に勝ってシンの隣の部屋に便乗して住む!」 雉「そんな事、私が許す訳有る訳無いデス!」 桃太郎「なあ、ナレーション」 ナレーション「何?桃太郎さん。」 桃太郎「俺、もう終わって良いかな?舞台も壊れたし。」 ナレーション「私も終わりにしたいんだけどね、[後ろを見る] ??[ユニゾンとリミッター解除済み]「私の相手はあんたか、朝倉涼子!今まで我慢しとったけどもう我慢できひん! 今日の強制退場も許せへんけど、一番に許されへんのはシンと同棲しとる事や!あんたも色々大変やし、私が代わったる! せやから心配せんでええから、ゆっくり休み。」 ナレーション[ナイフ装備]「うん、それ無理。だって貴方とシン君が一緒に暮らしたらシン君間違いなく精神と肉体が危険だもの。 そんな危険な事から私はシン君を守る為に来たのね。だから絶対貴方と同棲させる訳にはいかないの。」 はやて「話して駄目なら、しゃあないな。あんたに実力で判らせたる!」 ナレーション「無・駄・な・の。私にただの人間が勝てる訳無いじゃない。」 代理ナレーション[エリオ]「こうして家来と鬼達の戦いと桃太郎の貞操を守る戦いが始まりました。」 桃太郎「・・・結局こうなるのかよ。」 この後、クロノ提督とリンディさんが駆けつける事で事態は収拾された。 舞台の修理費は俺を除く今回の劇に参加した六課の皆[エリオを除く]が支払う事になった。 ん?俺だけ何も処罰は無かったのかって? そんな訳無いさ。 俺は暫く、ティアナに役を奪われた桔梗(と空気)を慰めるのと舞台上でマジ戦闘をして暫く戦線離脱した隊長達の代わりに残りのメンバー (演劇に参加していない連中とエリオ)と六課の運営をやっていたんだ。 ちなみに[何故か]涼子は傷一つ無く、俺を手伝っていた。 今日はこれで終わる。 (おまけ) 医務室 はやて「さて、次の演劇は私の主役でやってやるで~!」 この後、彼女は始末書の山に埋まる事を知らない。 前ページ次ページ涼宮ハルヒクロスの作品集
https://w.atwiki.jp/sinsougou/pages/1028.html
前ページ次ページなのはクロスの作品集 ――――――吾に意思と呼べるものが宿ったのはいつの頃からか 気が付けば何もない荒野を・・・。否、街であった場所を何もない荒野に変えていた。 壊し、砕き、侵し、破壊し、蹂躙する。 常に吾はそれだけを成してきた。そのためだけに吾は生まれた。 だが、数百年にわたる吾の旅に一点の綻びが生まれた。 ――――全てはあの少女が主になったことが始まり。 守護騎士プログラムを味方に付け、管制人格に『リインフォース』の名をアップデートしたことで、 吾は初めて吾の使命を果たすことができなかった。 ――――イレギュラー 夜天の主 『八神 はやて』 綻びは修正されなければならない。 闇の書は破壊を望まない主など必要としない。 平穏に生きる闇の書などあってはならない。 ――――破壊こそ闇の書の本質。 守護騎士プログラムと管制人格にはバグが生じている。 今の主ごとヴォルケンリッター、管制人格を一度デリートし、 バックアップから再生し直す必要がある。 プログラムを修復し再び破壊に到る旅を繰り返さねば・・・・。 そのためにもいずれかの魔導師のリンカーコアを吸収する必要がある。 ならば餌を撒こう。 あの中にいた内の一体でもかかれば十分修復可能だ。 ――――――破壊 そのためだけに吾は生まれた。吾は常にそれだけを成してきた。 そして、これからもそれだけを成していく。 いつかこの殻を破り何の憂いもなく世界を壊しつくすまで。 それが闇の書の本質。それが闇の書が生まれた意味。 ――――――それが吾の、唯一の意思と呼べるもの。 『運命を越えたその先は――――』 魔力弾がひっきりなしに飛んでくる中、シンは的を絞らせないようにジグザグに飛行しながら 少しずつ闇の書の闇に近づいていた。 しかし、触手からの迎撃も半端な数ではない。 近づいた分だけ比例して魔力弾の集弾率も上がり、だんだん回避が間に合わなくなってきている。 デス子『・・・ぐっ、マスター!せめて残った右手のソリドゥス・フルゴールを展開してください。 このままじゃ、たどり着くまで持ちません!』 シン「駄目だ! 今使ったら、魔力が削れてレリックの爆発に耐え切れなくなる。盾には頼れない!」 さらに、ここにきてシンの動きも陰りが見え始めていた。 戦闘が始まって十数分。 ほとんどタイムラグ無しで戦いを続けていたために疲労とダメージは溜まる一方だ。 それに、魔法耐性が高いとはいえこれだけ集中的に浴びせられれば溜まったものではない。 今は気力で持ちこたえているがシンの肉体と精神は限界ギリギリだ。 加えて、長時間の集中力による精神的疲労。 すでに目はかすみ、息は上がり、腕にも力が入らなくなってきた。 体の節々にも断続的な痛みが走っている。 なのに、敵の魔力弾は避けても避けても際限がない。 それどころかだんだんと数を増しているようにも感じられた。 シン「ぐうぁあっ!!」 デス子『右肩に直撃が! ・・・まずいですマスター。バリアジャケットの損傷率がもう限界です!』 駄目だ、持ちこたえられない。このまま死ぬのか、俺は・・・。 シン「オーブ軍とザフトの戦闘は激化してる。ルナの腕じゃ、壊れたインパルスで メサイアまでたどり着けないだろ。これは俺の役目なんだ」 ルナ「あたしだって赤服なのよ!」 ヴィーノ「ヨウランもカーターもエリナもジャックも死んだ! トーマスとサンダースもだ! 殺されたんだよ、ミネルバに止めを刺したアスラン・ザラに!」 キラ「仕方がないじゃないか! そうしないともっと多くの人が苦しむことになるんだ! 守りたい者のために戦うことが間違ってるって言うのか!」 アスラン「ヨウランを・・・殺した? 俺が・・・!?」 シン「あんた達は滅びるんだ。今日・・・ここで・・・俺と一緒にぃぃ!」 デス子『・・・スター、寝てるんですかマスター!?』 シン「・・・・あ、頭の中で騒ぐな、デス子。右肩に響く・・・」 どうやら、痛みで一瞬意識が跳んでいたらしい。 それだけならまだしも、おまけで噂に名高い走馬灯が付いてくるなんてジョークにしても性質が悪い。 シン「くそっ、走馬灯なんて冗談じゃないぞ。 ・・・しかもよりにもよって一番思い出したくないメサイア攻防戦なんて・・・ん?」 ・・・・メサイア攻防戦!? その時、シンの頭に閃くものがあった。 シン(そうだ、俺は手負いのデスティニーでメサイアまでたどり着いた。多くの敵に狙われながら、 それを全部振り切って・・・) あのときのシンにあって、今のシンにないもの。 それさえ埋まれば、この極限の状況を逆転できるかもしれない。 思い出せ! 戦場で追い詰められたとき、俺はいつもどう切り抜けてきたのか? 強敵と対峙したとき、俺はどうやって渡り合ってきたのか? シン(頭の中がクリアになって全ての神経が研ぎ澄まされる『あの感覚』。 あれが使えれば・・・奴にだって勝てる!) 思い出せ、フリーダムに勝ったときの感覚を。 どうやって勝った、あのMAに。 どう戦った、実力がはるかに上のアスランと。 目を見開け、相手の動きを読め、集中しろ、シン・アスカ。 魔力弾が体をかすめる中、シンは自分の記憶に残っている感覚を少しずつ手繰り寄せていく。 頭の奥の奥で、いつか見た『種』の形が少しずつ浮かんできた。 あとは割れさえすればいい。そうすれば・・・。 これが割れさえすれば・・・・。 シン「見えてきた・・・。あと・・・少しだ・・」 デス子(まさか、マスター。スーパーコーディネイタ―でもないのに自力でSEED覚醒を・・・) これまでにないほど意識を集中させ始めたシン。 ユニゾンしているため、シンの考えはほぼダイレクトにデス子に伝わってくる。 だが、だからこそ彼女はそのとは言えなかった。 デス子(マスター、その種は自分の意思では絶対に割れないんです) デスティニーの中に残されたデスティニープランの残滓。 それに記されたシンの遺伝子データ。 それらが、デス子に無言で訴えていた。 シンが自分の力だけでSEEDを覚醒させる日は恐らく永遠にこないだろうと。 それがシンという人間の『遺伝子の限界』であり、『シンの運命』なのだ。 自分の意思で覚醒できるかできないか。 その境界線が、スーパーコーディネイタ―であるキラ・ヤマトと唯のコーディネイタ―であるシン・アスカとの決定的な違いである。 シンは元々健康面での調整しか受けていないコーディネイタ―なのだ。 SEED覚醒があるだけでも奇跡のようなものなのに、自分の意思だけで覚醒するなど、どだい無理な話である。 しかも、これまで覚醒のためのトリガーだった怒りや悲しみから来る『激情の力』は シンが『感情を抑えて戦う戦い方』を学んだために逆に扱えなくなってしまっていた。 皮肉なことに、はやて達を守るために捨てた『怒り』や『憎しみ』が、シンの潜在能力を大きく制限してしまったのだ。 シン(割れろ・・・割れろ・・・・割れろ!割れろ!!割れろ!!!割れろ!!!!) デス子「・・・・マスター」 割れない、どうやっても! 手が届きそうで届かない、もどかしいほどに思いだけが空回りする。 機動六課での賑やかな日々、八神家での穏やかな生活、海鳴市での暖かい交流。 あれだけ頻繁に使用できたはずの種割れもこの世界に来てからは僅か数回のみ。 削り取られた『憎しみ』と『悲しみ』。忘れてしまった負の感情はそう簡単に思い出せるものではない。 シン「いつもの俺ならとっくに『なってる』はずだろ、どうして・・・」 デス子『・・・・・?(――――クンッ)』 その時、デス子は自分の中でシンの感情と呼応した『何か』が動きだすのを感じた。 シン「あと少しなんだ。あと少しで・・・」 体の芯が熱くなる。あるはずのない心臓の鼓動が聞こえてくる。 まるで、シンの精神とシンクロしているかのように高まっていく。 デス子『・・・・あ・・ああ・・!?(――――ドクンッ)』 ベルカの騎士用SSS級秘匿魔道兵器『セイオウノツルギ』 ――――第一段階 始 動 『 ロードノ能力限定ヲ解除シマス 』 シン「(パキーンッ)えっ?」 唐突に何かが割れる音がしたかと思うと、シンの動きから無駄な予備動作が一切消えた。 苦戦したのが嘘のようにスマートに魔法をかわすと、反射的に腕にマウントしておいたフラッシュエッジⅡを使用し、 こちらに向かっていたプラズマランサーを次々と叩き潰していった。 シン(覚醒・・・できた!? ・・・でもなんだったんだ、さっきの感覚。今までとは何かが違った) デス子(あれ? 私は何を??) 『セイオウノツルギ』によるSEEDの覚醒。 それが力の一端に過ぎないことに彼等が気づくのはもう少し先の話になる。 シン(気のせいか体もさっきより軽い。どうなってるんだ?) 戸惑いから足が止まりかけたシンを狙い、30を超える触手が砲撃する。 シン(・・・いや、考えるのはあとだ。今はこいつを倒す!) 数えるのも億劫なほどの魔力弾に囲まれ、もはやこれまでかと思われたが、 次の瞬間シンはその全てを必要最小限の動きで回避していた。 しかも全弾回避していながら、その移動速度はまったく衰えていない。 人型兵器MSの空間戦闘システムに、AMBACシステムというものがある。 これは宇宙空間では無駄になると考えられていたモビルスーツの可動肢(腕部や脚部)を応用した、 非常に有効な姿勢制御システムのことだ。 反作用を利用することで、バーニアやスラスターより素早く姿勢制御を行うことが可能であり、推進剤の消費も無い。 無重力空間において戦闘機や戦艦を差し置いてMSを最強と言わしめているのは、このAMBACシステムがあるからだと 述べる人もいるくらいだ。 そのシステムをシンは生身の戦いに応用していた。 戦場が無重力だからこそ、MSパイロットとして宇宙で戦った経験が役に立つ。 手をぶん回し、足を振り回し、放たれる魔法を必要最小限の動きでかわしていく。 それは、シンのMSパイロットの経験とデスティニーのOS、そして相手の攻撃を 見斬るSEED覚醒があって初めて完成した戦い方だ。 シン(『地形をうまく利用、征すること』か。こんな時に役に立つなんて 帰ったらシグナム副隊長に大感謝だな) こうなったからには、もはやどれほどの魔力弾が放たれようと敵ではない。 瞳孔を失った真紅の瞳が、間近に迫った闇の書の闇を睨みつけた。 シン「これならやれる。もう好きになんかさせるか!」 シンはAMBACを応用して魔力弾をかわし、時にフラッシュエッジⅡで弾きながら、 急速に闇の書の闇との距離を縮めていった。 AMBACの特性を利用することで最小の動きで攻撃を回避しながらも、加速はほとんど殺されていない。 このままの速度で直進すれば、あと数十メートルでレリックの有効爆破半径に囲い込むことができる。 シン「はあああああああああっ!!」 裂帛の気合と共にさらに速度を上げ疾走するシン。 闇の書の闇「アア・・・アアアアアアッ!!!」 それを見越したかのように闇の書の闇がチャージしていた魔法をこちらへと解き放った。 デス子「しまった! デアボリック・エミッション、来ます! 」 考えが読まれていた。 今まで広域攻撃魔法を撃たなかったのは、十分引き付けてから撃つことで確実にシンを仕留めるためだったようだ。 シン(理性のないただの化け物かと思ってたけど、ある程度の知識はあるのか) だが、これは逆に言えばチャンスでもある。 闇の書の闇はシンがここに来るまで広域攻撃魔法を撃たなかった。 それが奴の油断にしろ手段にしろ、『広域魔法を撃たれなかった』事実はこちらに有利に働いている。 それに、この一撃をしのげれば、闇の書の闇はすぐそこだ。 いつフラグを立てたのかは知らないが、どうも運命の女神はシンに向かって微笑んでいるらしい。 デアボリックエミッションが迫る中、シンは千分の一秒も掛からずに決断した。 ――――――避けようがないのならば、打ち砕くだけだ! シン「(臆したら負ける!)そんなものに・・・やられてたまるか!」 即座に武器をフラッシュエッジⅡからアロンダイトに持ち替えると、残った魔力の 約半分を刀身に込める。 模擬線でも一度も成功してないが、デアボリック・エミッションを砕けるとしたらこれしかない。 シン「カートリッジロード! デス子、サポート頼む! 」 デス子『あれですね! 了解しました! 』 この技は、本来変換した魔力を高密度に武器に付与し打撃として撃ち込むベルカ式術者の切り札的技法だ。 基礎であり奥義でもあると言われているが、彼女ほどの魔力も魔力の炎熱変換もないシンではこの魔法を完成させることはできない。 だが、シンはあえてこの技を本人から直に教わっていた。 理由は二つある。 一つはシグナムの持つ魔法の中で、見よう見まねでできそうだったのがこれだけだったこと。 そしてもう一つは、紛い物のこの技でもアロンダイトに魔力を付属させるだけで威力が段違いに違うことを 自分の体が一番よく知っていたからだ。 シン 「『 破 断 ! 』」 デス子『「 一 刀 ! 」』 繰り出すのは全ての思いを込めた一撃。 砕かれた信念、砕いた思い、失った希望、失った居場所、奪われた幸福、奪った命・・・ 彼はあまりに失いすぎた。 言葉にすれば陳腐だが、人の人生を狂わせるには十分すぎる。 それでも、立ち上がれたのは支えてくれた人たちがいたからだ。 この暖かい世界に招かれてようやく思い出せた多くの経験が、多くの思いが、 未熟な一刀を全てを切り裂く最上の一撃へと昇華させる。 シン・デス子「砕けっ!! 紫 電 一 閃 っ!!!」 それは、まさに電光石火と呼ぶにふさわしい一刀だった。 振り下ろされたアロンダイトはシグナムのレヴァンティンとなんら変わらぬ軌道を描き シンの体よりもはるかに巨大な闇の球体はみごと真っ二つに斬り裂かれた。 シン「・・・・俺はもう二度と失えないんだ。だから、俺は二度と負けない!」 ようやく・・・ここまでこれた。 デス子「マスター、レリックの爆破半径内です! 」 十年前に飛ばされて一ヶ月。 多くの困難を潜り抜けシンとデス子はたどり着いた。 闇の書の闇の眼前、複合四層式バリアの有効範囲ギリギリの位置に。 この距離で起爆すれば、例え奴が異常な再生能力を持っていようとも根こそぎ消滅させられるはずだ。 シン「ここまで近づけば、広域攻撃魔法は撃てないだろ。お別れだ、灰色ザリガニ。デス子、離脱準備!」 デス子「準備完了、いつでもいけます!」 シンは懐に入れておいたレリックを取り出すと、パルマ・フィオキーナを通して魔力を送った。 シン「多くの人を巻き込んだ悲しみの連鎖もこれで終わる。俺が終わらせる!」 そして、そのレリックを・・・。 シン「これで!」 シン「消えろおおおぉぉ!!!!」 闇の書の闇のバリアに思いっきり叩き込んだ。 だが、シンにはそれを確認する暇などない。 被害範囲にいるのはシンだって同じだ。 ぐずぐずしていては爆発に巻き込まれ闇の書の闇と心中する羽目になる。 ここまで来ておきながら閃光に消えるなんてENDはシンもデス子もごめんだ。 シン「対ビームシールド、ソリドゥス・フルゴール、ヴォワチュール・リュミエール全開。急速離脱! 」 デス子「持ち堪えて、お願い!」 シンは残りの魔力の全てを左腕に集中して、自分を包み込むほどの巨大なシールドを発生させると、 赤い光の翼をはためかせながら全速力で後方に退避した。 そして、レリックの膨大な魔力が開放され・・・ シン「うわあああああああっ」 デス子「きゃあああああああっ」 闇の書の闇「アア・・・アア・・アアアアアアアアアアアッ!!!」 ――――――空間全てが、白銀色のまばゆい光で覆い尽くされた。 あれから、何分たっただろうか。 気がつくとデス子は真っ暗な地面に突っ伏していた。 ありがたいことに、体中に残ったひどい痛みが自分が生きていることを実感させてくれる。 デス子「・・・う、く。マスター、無事・・ですか?」 目を開けて周りを見回すと三メートルほど離れた場所にシンが倒れているのが見えた。 デス子「(ユニゾンが解けてる? ・・・まさか)マス・・ター?・・・・マスター!」 返事は聞こえない。デス子は急いでシンの元へ這いよった。 デス子「よかった。このくらいならまだ・・・」 シンは全身に傷を負ってはいたが、出血も止まっており心臓も規則正しく動いていた。 あれだけのダメージを受けたにもかかわらず呼吸も安定している。 だが、外からでは内部の変化はわかりにくいため、内臓のどこかが損傷している可能性も否めなかった。 デス子「すぐに未来へ帰還しないと。時空跳躍システムとコンタクトを・・・?」 システムを起動させようと顔を上げた瞬間、デス子の表情は凍りついた。 デス子「そんな・・・嘘・・・でしょ」 ――――――そこには『奴』がいた。 肉体の大半を削り取られ、自力では立ち上がれないほどの損傷を負っているはずなのに ――――『奴』は『生きて』いた。 さっきまでとまるで違う、生物としての論理を覆す醜く醜悪な姿。 だが、ふた周りほど大きくなった体が、上方に新しく突き出た両腕が、巨竜の頭部のように変化した触手が、 蝙蝠のような六つの翼が、全身に散らばったおぞましいほどの数の目玉が、 『損失』ではなく、『進化』したのだと叫んでいる。 デス子「まさか、レリックの魔力を・・・全て吸収したって言うの・・・?」 頭部に新しく増えた四つの眼が、こちらをじっと睨みつけている。 その目の中にあったのは自分をボロボロにした者への殺意ではなく、 与えられた舞台を見事に演じきり、舞台袖へ去っていくピエロへの紛れもない『嘲笑』だった。 闇の書の闇「アア・・・アアアアアアッ」 先程から何も変わらない甲高い叫び声。。 まるで笑い声のようだと、デス子は消えていく意識の狭間でかすかに思った。 ――――――絶望はまだ終わらない。 前ページ次ページなのはクロスの作品集
https://w.atwiki.jp/sinsougou/pages/196.html
前ページ次ページなのはクロスの作品集 十年前 海鳴市 はやての家 リインフォースの部屋前(シンが消えてから79時間35分後) 俺は少し緊張しながら、リインフォースの部屋をノックした。 他のメンバーはだいたいどんな人間かわかってるけど、彼女とはほとんど初対面だからな。 シン 「俺だ、リインフォース。少し話があるんだが・・・」 リインⅠ「かまわん、入っていいぞ」 ドアを開けると、リインフォースは電気もつけずに窓を開け外を眺めていた。 シン 「なにやってんだ?風邪は・・・引くわけないか」 リインⅠ「ん、すこしな。月を眺めていた。」 今夜は満月だ。この部屋からならよく見えるだろう。 俺は無言でリインフォースの隣に並んだ。今日は不思議と虫の音がよく響く。 シン 「はやてが心配してたぞ。あんたがいきなり消えるんじゃないかって」 リインⅠ「そうか。本当はお前とあった日に消えるつもりだったのだがな。見ての通り、死に損なってしまった」 リインフォースは悲しげに微笑んでいる。 その表情があのときのはやてと重なって、俺は思わず目をそらした。 シン 「はやてから話は聴いたよ。何もそんなに急がなくてもいいんじゃないか。この前だって、皆助かったんだし」 リインⅠ「次に防衛プログラムが再生したとき、おそらく主はやての体は持たないだろう。この前のような奇跡はそう何度も起こらない。」 シン 「……防衛プログラム再生までの時間は?」 リインⅠ「遅くても三ヶ月、早ければ三日後に再生する」 俺は絶句した。まさかそこまで早いなんて・・・。 リインⅠ「シン、私は明日消えるつもりだ。」 シン 「リインフォース!」 リインⅠ「これまで私は幾人もの人々の人生をゆがめてきた。これはその罰なのだろうな」 シン 「・・・・思い出を作る時間ぐらい・・・・・あってもいいはずだ」 リインⅠ「思い出があれば・・・・別れがよけいに辛くなる」 俺はリインフォースの言葉を否定できなかった。失った者なら誰でもわかることだ。 大切な人が思い出になったとき、どれほど辛いか。 楽しかったはずの思い出にどれほど苦しめられるか。 だけど、だからって思い出にも残らないなんてさびしすぎるだろ。 リインⅠ「主はやては強い。今は悲しくても、きっといつか乗り越えていくだろう。今夜こうして満月が見えたのも、お前のおかげだ。ありがと う」 俺はポケットの中にあるマユの携帯を握り締める。 わかってるのか!その人の死を乗り越えるってことは、その人を忘れていくってことなんだぞ! 声も、顔も、人格も、どこに行ったかも、何をしたのかも、その笑顔すらも・・・。 そんなことは俺がさせない!お前を、リインフォースを、はやての思い出になんてさせてたまるか! シン 「・・・リインフォース、明日一日待ってくれないか?」 リインⅠ「・・・なぜだ?」 シン 「明日、闇の書の修正プログラムが見つかるから」 顔を見なくてもリインフォースが驚いていることはわかったが、俺は無視して言葉を続けた。 シン 「明日ユーノが、闇の書の修正プログラムを無限書庫で見つけるんだ。俺はそれを知っている」 リインⅠ「・・・なん・・・・だと。シン・アスカ、お前は一体?」 シン 「今は・・・・何もいえない。でも、これだけは信じてくれ!『あんた達は俺が守る!』」 呆然としているリインフォースを残して、俺は部屋を出た。 やることは山ほどある。まずは、クロノに連絡して、午前中に無限書庫に行かないといけない。 あとは午後からユーノを誘って、もう一度無限書庫に行けばいい。普段からあそこに言っているユーノなら、特に違和感もないはずだ。 そこであいつに修正プログラムを見つけさせれば、俺の役目も終わる。 シン「マユ、ステラ、ハイネ、レイ、俺はリインフォースを助けたい。力を貸してくれ」 これは修復プログラムの完成が早いか、それとも暴走プログラムの再生が早いかのでかい賭けだ。 もはや一国の猶予もない。俺はリビングの受話器に手をかけた。 十年前 海鳴市 はやての家 お風呂へ続く廊下(シンが消えてから79時間28分後) ようやく、全て終わった。なのはに連絡先を聞けたおかげで、案外楽にクロノとユーノに約束を取り付ける事が出来た。 これも、デス子の嘘のおかげか。あまり感謝したくないけど・・・。 さあ、あとは明日がんばるとして、はやての言ってた通り今日はゆっくり休まないとな。 シン「おっと、早く風呂に入らないと・・・冬場は電気代が高いからな」 俺がおもむろに風呂の戸を開けると シグナム「・・・・・・・」 シン 「・・・・・・・」 実に認めたくないことだが、シグナムが先に風呂に入っていた。 いや、なんか水の音がするとは思ってたんだよ。 考え事してて、気にしなかっただけで・・・。 シグナム「・・・・・シン・アスカ。なにか言い残したいことはあるか?」 シン 「・・・油断した 俺の女難は 消えてない」 シグナム「・・・辞世の句は読み終わったようだな、行くぞ!」 シン 「ちょ、紫電一閃は風呂が壊れ・・・ぎゃああああっ!!!」 吹き飛ばされながら考えていたんだが、女ばかりの家に毎日いるってことは もしかして、終始こんなことが起こるんじゃ・・・(ドグシャ) 俺の意識が持ちこたえたのはここまでだった。 翌日、無限書庫に行ったユーノ・スクライアは闇の書の修正プログラムを発見 以降、時空管理局はリンディ提督の下、このプログラムの完成に全力を尽くすことになる。 修正プログラム完成まで あと28日 シンの日記 ○月?日 俺は十年前の海鳴市に来た記念に、日記を書き始めることにした。 早速だが今朝俺が寝ていたら、いきなりヴィータが捨て身タックルをかましてきた。 完全に無防備な状況でこれはきつい! なんでも朝飯は皆で食べるのが八神家のルールだそうだ。 あとでリインフォースに聞くと彼女は普通に起こされたらしい。 なんか、納得がいかない。 デス子の日記 同月 同日 私もマスターと一緒に日記を書き始めました。 早速ですがここでもマスターは、シャマルさんとヴィータちゃんにパルマをしていました。 シグナムさんは着替えを覗かれ、はやてちゃんに至ってはついでに一緒にお風呂に入ったそうです。 もちろん、はやてちゃん以外の皆さんからはフルボッコでした。 まだ二日目だというのに、こんなに飛ばして体はもつんでしょうか? シンの日記 ○月××日 今日は休日だったので、皆でデパートに行くことになった。 俺とリインフォースの服を買うのが主な目的のようだ。 まさかあと一ヶ月でいなくなるとは言えず、俺はしぶしぶついていった。 ちなみにザフィーラとデス子はお留守番、ヴィータはゲートボール、シグナムは道場だ。しかし、女の買い物ってとにかく長い。 はやてとシャマルはおもいっきり自分達の世界に入っていたため、俺とリインフォースは完全に置いてけぼりだった。 言っておくが、金はちゃんと俺が出したぞ。 デス子の日記 同月 同日 今日は一日中はやてちゃんの家で大人しくお留守番をしてました。 でも、お土産を楽しみにしていたのに、マスターは買って来てくれませんでした。 なので仕返しに、シグナムさんの下着をマスターの部屋に隠しておきました。 ばれたときが楽しみです♪ 追伸 マスターは疲れているといいながらヴィータちゃんのお風呂に遭遇し、シグナムさんにパルマを仕掛けていました。 どうやら、マスターのらき☆すけ回路は疲れ知らずのようです。 シンの日記 ○月△?日 夕飯のとき皆で恋愛ドラマを見ていると、ヴィータが唐突にチャンネルを替えたいと言い出した。 なんでも、ドラマの主人公が気に入らないらしい。 ヴィータ「だれがこんな女々しい主人公に惚れるんだよ。こいつも男ならバシッと言ってやれば良いじゃねえか」 シグナム「ふむ、たかがドラマとはいえ一理あるな。醤油をとってくれ」 リインⅠ「私もそこが気になっていた。醤油だ、受け取れ」 はやて「う~ん、私はこんな彼氏でもいいと思うんやけどな。そうや、シン兄はどう思う?」 シン 「え、そうだなぁ。この主人公の事だけど、自分の気持ちに気付いてないだけだと思うんだ。本当に好きなら、どんなことをしてでも相手 と一緒にいたいって思うだろうからな」 ザフィーラ「なるほど。では、このヒロインはどうするべきだと思う?」 シン 「相手が気付いてないんだ。気付くまでアタックし続けるしかないさ。」 はやて「そんなことしたら逆に嫌われるんやないか?」 シン 「その時は所詮その程度の関係だったってことだろ?まあ、俺も彼女が出来たことがないから、偉そうな事は言えないんだけど・・・」 今日の夕食は、恋愛話でもちきりだった。しかし、女の子って皆こういう話が好きなんだな。 マユやステラのことを思い出して、俺は少し胸が痛んだ。 デス子の日記 同月 同日 マスターは自分で自分の死亡フラグを立てたことに気付いてないようですね。 まさか、十年後はやて部隊長がああなったのは…。 深く考えるのは怖いのでやめます。 今日は、ヴィータちゃんのお着替えを覗いた後、はやてちゃんとシャマルさんにパルマして、私のお風呂に乱入してきました。 …懲りない人です。 シンの日記 ○月△▼日 最近は財布の中身まで冬に近付いてきた。原因は他でもないデス子の食事代だ。 デス子の食事代はスカリエッティから支給された金で支払っていたのだが、もはや限界に近い。 八神家は大人数にもかかわらず収入が少ないので、はやて達には頼れない。 意を決した俺は、リンディ提督に臨時艦長補佐として雇ってもらうことになった。 リンディ「ちょうどよかったわ。エイミィもクロノも最近働き詰めだから、少し休ませようと思ってたの」 仕事は機動六課でやっていた雑務と変わらなかったのですぐになれることが出来た。 これからも時々手伝いに来てほしいとのことだ。ただ、リンディ提督が出してくれた『砂糖の塊みたいな緑茶』だけは勘弁してほしかった。 (なぜかこのときシャマルの顔が浮かんだ) デス子の日記 同月 同日 今日はマスターの恐ろしさを改めて実感しました。 なんと、時空管理局の重鎮ギル・グレアム顧問官の双子の使い魔にツインパルマをかましたのです。 ロッテ「ほう、いい度胸じゃないか」 アリア「どうやら地獄を見たいようですね」 マスターは二人に引きずられていったあと、訓練施設で仮面の男にボコボコにされたそうです。 顧問官の使い魔に手を出すなんて、マスターは命が惜しくないんでしょうか? 追伸 不思議なことに、臨時艦長補佐は奇跡的に続けられることになりました。 前ページ次ページなのはクロスの作品集
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1409.html
ふたば系ゆっくりいじめ 293 おかざりがないとゆっくりできないよ! ふたば系ゆっくりいじめ 311 きゃわいきゅっちぇぎょめんにぇ!! ふたば系ゆっくりいじめ 347 れいむはしんぐるまざーでかわいそうなんだよ!! ふたば系ゆっくりいじめ 397 大好きだよ ふたば系ゆっくりいじめ 447 おきゃあしゃんのおうちゃはゆっきゅちできりゅね! ふたば系ゆっくりいじめ 521 元銀バッジまりさの末路 上 ふたば系ゆっくりいじめ 543 元銀バッジまりさの末路 中 ふたば系ゆっくりいじめ 630 かいゆっくりじゃなくてごめんね!! 上 ふたば系ゆっくりいじめ 631 かいゆっくりじゃなくてごめんね!! 下 ふたば系ゆっくりいじめ 669 おうちのなかでかわれなくてごめんね!! ふたば系ゆっくりいじめ 677 元銀バッジまりさの末路 下 ふたば系ゆっくりいじめ 750 あまあまおいてさっさとでてってね!! ふたば系ゆっくりいじめ 803 雨の日はゆっくり遊ぼう ふたば系ゆっくりいじめ 882 すっきりしたいわあああああ!! ふたば系ゆっくりいじめ 919 元銀バッジまりさの末路 終の1 ふたば系ゆっくりいじめ 920 元銀バッジまりさの末路 終の2 ふたば系ゆっくりいじめ 949 切断マジック(?) ふたば系ゆっくりいじめ 977 ゆっくり祭『どんど焼き』 ふたば系ゆっくりいじめ 1012 すないぱーうどんげ養成所の最終試験 その1 ふたば系ゆっくりいじめ 1033 すないぱーうどんげ養成所の最終試験 その2 ふたば系ゆっくりいじめ 1056 犬小屋と殺虫剤 ふたば系ゆっくりいじめ 1084 あみゃあみゃもっちぇきょいくちょじじい!! ふたば系ゆっくりいじめ 1164 ゆっくりをハサミで切るだけの話 ふたば系ゆっくりいじめ 1196 必然の死 ふたば系ゆっくりいじめ 1263 からだのしんからあったまろうね!! ふたば系ゆっくりいじめ 1290 しゃんはいとほーらいとその子供 作者別ページに戻る トップページに戻る
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/32.html
ふたば系ゆっくりいじめ 4 ゆっくり井戸 ふたば系ゆっくりいじめ 5 ゆっくり定量保存の法則 ふたば系ゆっくりいじめ 9 ラジコンに引きずられて 絵 ふたば系ゆっくりいじめ 11 まりさの見つけた大切なもの ふたば系ゆっくりいじめ 12 ゆっくりヤリ方を工夫するよ! 絵 ふたば系ゆっくりいじめ 13 今のしあわせ無くしたゆっくり 絵 ふたば系ゆっくりいじめ 15 餡子遺伝子の深淵 ふたば系ゆっくりいじめ 18 幻想郷のゆっく輪廻 絵 ふたば系ゆっくりいじめ 20 ゆっくりみさせてね! ふたば系ゆっくりいじめ 21 ゆ虐地獄でゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 23 ちぇんじとかいはとれいん! ゆっくり最後の日 絵 ふたば系ゆっくりいじめ 25 むーしゃむーしゃのしあわせを求めて ふたば系ゆっくりいじめ 27 無能なれいむに愛の足を! ふたば系ゆっくりいじめ 29 れいぱーキャンセラーありす 絵 ふたば系ゆっくりいじめ 35 スグルイ 絵 ふたば系ゆっくりいじめ 39 太陽と水のゆっくり一家 絵 ふたば系ゆっくりいじめ 40 おはなばたけのゆうかにゃん ふたば系ゆっくりいじめ 41 餡小話の感想れいむ ふたば系ゆっくりいじめ 44 裏切りのおにいさん 絵 ふたば系ゆっくりいじめ 47 夢みるモノ達の夢のない話 ふたば系ゆっくりいじめ 49 ゆっくりを、叫ぶだけ 絵 ふたば系ゆっくりいじめ 56 ゆっくり害獣駆除 ふたば系ゆっくりいじめ 59 ゆっくり害獣駆除・餡子サイド ふたば系ゆっくりいじめ 63 システム・オブ・ブラック 絵 ふたば系ゆっくりいじめ 67 それでもぱちゅりーは本を読む ふたば系ゆっくりいじめ 69 ゆ~性遺伝の育てたモノは ふたば系ゆっくりいじめ 73 ありすの成ゆん式 ふたば系ゆっくりいじめ 75 ゆっくり存在概論 ふたば系ゆっくりいじめ 77 泣きゆっくりのあやし方 絵 ふたば系ゆっくりいじめ 82 ルナティック・カウンター ふたば系ゆっくりいじめ 93 電子レンジでチンしてポン! ふたば系ゆっくりいじめ 99 流産の果てに 絵 ふたば系ゆっくりいじめ 102 おはだでゆっくりあそんでいってね! ふたば系ゆっくりいじめ 104 れいむのけっかいはゆっくりできるんだよ! 絵 ふたば系ゆっくりいじめ 110 目標にセンターを入れてゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 116 ゆっくりけんをきわめてね! ふたば系ゆっくりいじめ 117 まりさに目を覚まして欲しかっただけなのに ふたば系ゆっくりいじめ 119 ぺっとぼとゆ 絵 ふたば系ゆっくりいじめ 122 ままのおっぱい ふたば系ゆっくりいじめ 125 アントクアリウムでゆっくり 絵 ふたば系ゆっくりいじめ 127 ゆっくりぷくーしていってね! 絵 ふたば系ゆっくりいじめ 134 それをしてはいけないわけ ふたば系ゆっくりいじめ 141 ゆっくりにあったこわいはなし ふたば系ゆっくりいじめ 151 ゆっくりみわけてね! ふたば系ゆっくりいじめ 163 バトルゆ虐! ふたば系ゆっくりいじめ 172 とてもゆっくりした蛇口 ふたば系ゆっくりいじめ 180 ゆっくりばけてでるよ! ふたば系ゆっくりいじめ 181 ゆっくりばけてでるよ!後日談 ふたば系ゆっくりいじめ 199 ゆっくりたねをまいてね! 絵 ふたば系ゆっくりいじめ 201 ゆっくりはじけてね! 絵 ふたば系ゆっくりいじめ 204 餡小話の感想れいむ・その後 ふたば系ゆっくりいじめ 211 むかしなつかしゆーどろ遊び 絵 ふたば系ゆっくりいじめ 213 制裁は誰がために 絵 ふたば系ゆっくりいじめ 233 どすらりー ふたば系ゆっくりいじめ 465 おぼうしをおいかけて 絵 ふたば系ゆっくりいじめ 469 おぼうしをぶん投げて ふたば系ゆっくりいじめ 478 おぼうしのなかにあったもの 絵 「餡子ンペ09」 ふたば系ゆっくりいじめ 513 ネリアン ふたば系ゆっくりいじめ 534 ラストれいむロストホープ ふたば系ゆっくりいじめ 537 地べたを這いずる饅頭の瞳に映る世界 ふたば系ゆっくりいじめ 574 けがれなきゆっくりパーク ふたば系ゆっくりいじめ 596 復讐の為の人生なんて ふたば系ゆっくりいじめ 611 とくべつなあまあま ふたば系ゆっくりいじめ 656 かなう願いかなわぬ望み ふたば系ゆっくりいじめ 695 おうち宣言成立理由 ふたば系ゆっくりいじめ 837 よいこのれいむとゆっくりしよう ふたば系ゆっくりいじめ 953 れいむに関する三つの間違い 絵 ふたば系ゆっくりいじめ 1021 お誕生日の祝いの言葉 作者別ページに戻る トップページに戻る
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1532.html
ふたば系ゆっくりいじめ 349 久城学園のボランティア ふたば系ゆっくりいじめ 351 久城学園の飼育 ふたば系ゆっくりいじめ 354 久城学園の運動会~うえ~ ふたば系ゆっくりいじめ 355 久城学園の運動会~した~ ふたば系ゆっくりいじめ 358 久城学園の番人 ふたば系ゆっくりいじめ 363 久城学園の日常 ふたば系ゆっくりいじめ 365 久城学園の夜 ふたば系ゆっくりいじめ 423 久城学園の不思議 ふたば系ゆっくりいじめ 634 冬ってだけでフラグが立った ふたば系ゆっくりいじめ 728 冬ってだけで以下省略 作者別ページに戻る トップページに戻る
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2055.html
ふたば系ゆっくりいじめ 274 嘘つきゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 277 騙されゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 301 勘違いゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 314 仕返しゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 410 お尋ねゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 557 捕まりゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 613 激辛れいむと珈琲ありす 前編 絵×2 「餡子ンペ09」 ふたば系ゆっくりいじめ 681 激辛れいむと珈琲ありす 後編 絵 「餡子ンペ09」 ふたば系ゆっくりいじめ 983 お話しゆっくり 前編 ふたば系ゆっくりいじめ 984 お話しゆっくり 中編 ふたば系ゆっくりいじめ 985 お話しゆっくり 後編 作者別ページに戻る トップページに戻る